作曲家になるには

作曲家を目指す人からのよくある質問

Q.一曲有名な曲を作っておけば後の仕事は楽ですか?

A.後に誰もが知っている有名な曲となりうる楽曲を作ることが出来たら、契約次第では印税で暮らせるでしょう。その一曲が有名になり、それに連れて他の仕事も得られます。一曲売れる曲を作れたら後は自分のペースで仕事が出来る可能性は上がるでしょう。しかし、簡単なことではなく、どんなに良い曲を作っても売れるかどうかは解りません。収入の安定も大事ですが、作曲家には芸術家としての側面もあり、人の心に響く曲を作ることを心がけることが大事です。

Q.楽器が弾けないと作曲することは難しいですか?

A.作曲をする上でギターやピアノなどで、音を確認しながら楽譜に起こしていく人は多いです。そのため楽器が弾けると有利です。楽譜にした曲をパソコンのソフトに入力すると、音として再生して聴けるので、弾けなくても問題は無いです。ただ、クラシックの作曲家はオーケストラの譜面を作るので楽器の知識が必要です。弾けなくても楽器について勉強して、どのような譜面を書くか知っておきましょう。

Q.自分でバンドを組んで作曲しても認められることはある?

A.売れているバンドの条件は歌が上手い、ボーカルにカリスマ性がある、演奏レベルが高い、楽曲が良いなど様々ですが、楽曲が良くないといくらルックスが良くても聞いてもらえません。バンドをやるなら練習して曲を仕上げてデモテープをレコード会社や音楽プロダクションに送ってみましょう。ライブを頻繁に行って観客の反応を掴み、受け入れられる曲と自分が作りたい曲の距離を縮めていきましょう。

Q.楽譜が読めないのですが、作曲しているうちに読めるようになりますか?

A.作曲をするなら楽譜が読める方が有利です。作曲はギターで言うコードで行う人も多く、コード進行に合わせて楽曲の肉付けをしていくため、楽譜が読めないと苦労するでしょう。どんな良い曲が生まれても楽譜に残せないと、他の人に伝えられなくなります。音楽理論は後回しにしても、専門学校などで楽譜を読めて書ける程度には勉強しておきましょう。

Q.音楽プロダクションに所属すると収入は安定しますか?

A.収入の安定は雇用形態によります。定期的に仕事を回してくれて、作曲してプロダクション側が必ず買い取ってくれるなら、一定の収入は確保できるでしょう。しかし完全出来高制のためアイデアが浮かばず作曲できなかったら、収入はありません。いつもアンテナを張って作曲に繋がる感性を磨いておく必要があります。